2021年3月公開(2・3月分データ) 「3月のお出かけ意欲及び今年のお花見に関するユーザー意向について」
21日(予定)の緊急事態宣言解除(一都三県)についての最終結論はどうなるのでしょうか。対象地域のお出かけ施設にとっては、この春の集客に大きな影響を与えるであろう重要な判断。是非、お出かけ市場にとって前向きな結論を出してくれる事を祈るばかりです。さて、今月はそんなお出かけ市場における3月時点の状況および、今年のお花見に関するお出かけ動向について調査・分析してみました。
ユーザーのお出かけ意欲が回復傾向に
1月に2回目の緊急事態宣言が発令され、2月中に一部地域は解除、首都圏の一都三県では継続中の状況の中、ユーザーのお出かけ意欲の方は少しずつ回復してきています。以下グラフは、この1年のいこーよサイトの閲覧数がコロナ前の2019年と比べてどのくらいだったのかを表したものですが、1月はいこーよのセッション数が昨対比33%まで落ち込んでいたのに比べ、2月、3月は40%程度まで戻ってきており、お出かけ意欲の回復が見られます。
※直近の3月のデータは、分析時点の3月中旬までのデータと同時期の2019年のデータと比較。
※2021年3月以降は、昨対比ではなく、新型コロナの影響を受けていない2019年のデータをベンチマークとして比較。

出典:Google Analyticsより
緊急事態宣言の解除・非解除地域でお出かけ意欲に差異あり
また、2月に緊急事態宣言が解除された地域と、3月以降も延長された地域とで、いこーよの都道府県別セッション数の2019年比に違いがあるかどうかを見たのが下のグラフです。
緊急事態宣言が解除された地域では、セッション数が7割以上に戻ってきている県が多いのに対し、解除されていない地域では、軒並み60%台と、多少の差異が見られます。やはり、緊急事態宣言が発令されている状況とそうでない状況とでは、おでかけ意欲に差があることがわかります。

出典:Google Analyticsより
緊急事態宣言解除を期待し、旅行計画などの兆し
Google Trends(ある単語がどのくらいGoogleで検索されたのかの推移データ)で、「コロナ」の検索数の推移を見たのがこのグラフです。新型コロナ拡大の第3波時期でも、時間とともに検索数が減ってきています。